
はじめに|ノートパソコン選び、何から考えたらいいの?
パソコン売り場に行って、たくさんのモデルを前に「結局どれを選べばいいの?」と戸惑ったことはありませんか?お店だと高いものを勧められたり、スッペクがわからないから鵜呑みにするしかなかったり…
入学や新生活を機にノートパソコンの購入を考えている方にとって、スペックの見方は特にハードルが高いですよね。
この記事では、現役エンジニアの目線から、初心者の方にもわかりやすく、例えを交えてノートパソコンの選び方を解説していきます。このサイトで自分の必要なスペックがわかれば、あとはデザインで決めてしまえば解決です!
まず知っておきたいノートパソコンの基本スペック
CPU|パソコンの「頭脳」ってどれくらい大事?
CPU(中央処理装置)は、パソコンの頭脳です。例えるなら、料理を作るシェフのような存在。たとえば、
- Intel Core i3:新米のシェフ。軽い作業向き。
- Core i5:普通のレストランで働くシェフ。ネットや事務作業も快適。
- Core i7:高級レストランのシェフ。画像編集や動画編集などもこなせます。
予算に余裕があれば、Core i5以上がおすすめです。
メモリ(RAM)|「作業台の広さ」で快適さが決まる
メモリは、作業中のデータを置いておく「作業台」です。作業台が広いほど、同時にいろんな作業ができます。
- 4GB:一人暮らしの小さな机。ネット閲覧はできるが、複数のアプリを開くと遅くなる。
- 8GB:ダイニングテーブル。日常使いなら十分。パワポ・エクセル・ワードを使うならこの辺り。
- 16GB:会議室の大きな机。動画編集やプログラミングも余裕。
- 32GB:4K以上の動画編集、高画質のゲームプレイ、ゲーム実況や配信、複数のアプリを同時に使用する。
普段使いなら8GBが最低ラインです。
ストレージ(SSD/HDD)|収納力とスピードのバランス
データの保存場所であるストレージは、速度と容量がポイント。
- HDD:大きな押入れ。でも探し物には時間がかかる。
- SSD:引き出し収納。取り出しが速くて快適。
最近はSSDが主流。日常使いなら256GB以上のSSDがおすすめです。
外付けも売っているので後から買い足すことも可能。
ディスプレイサイズと解像度|持ち運びやすさと見やすさのバランス
- 13〜14インチ:持ち運びやすく、画面も見やすい。バランスが良い。
- 15インチ以上:据え置き利用がメインならおすすめ。
- フルHD(1920×1080)以上の解像度が快適です。
筆者は色々購入しましたが、ノートPCは13インチに落ち着いています。
バッテリー持ち|外出が多い人はここもチェック
出先で使う機会が多い方は、バッテリー持ち時間が8時間以上あると安心です。
最近はカフェ、空港、図書館などコンセントがどこでもあるのでバッテリーは少なくして、本体が軽いものを選んでもいいかもしれません。
キーボードとタッチパッドの使い心地も大事!
スペックばかりに目が行きがちですが、実際に触ってみて「打ちやすいか」「タッチパッドが使いやすいか」も重要です。
筆者としてはタッチパッドはあまり使わないのでむしろ無いものを選んでいます。
結局マウスとキーボードの方が早いですし、タッチで文字を打ちたいならスマホで打ってPCに送ればいい気がしています。
初心者におすすめのノートパソコンスペックの目安
大学生・オンライン授業メインの方
- CPU:Core i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256GB
- サイズ:13〜14インチ
新社会人・事務作業が中心の方
- CPU:Core i5以上
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 512GBあると安心
- バッテリー重視
ちょっとだけ動画編集やゲームもしたい方
- CPU:Core i7
- メモリ:16GB
- ストレージ:SSD 512GB以上
- ディスプレイ:高解像度や外部GPU搭載モデル
本来GPUが欲しいですがギリ マイクラができるくらいです。
家族共用・ネットや動画視聴メインの方
- CPU:Core i3〜i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256GB
予算別おすすめスペックと選び方のコツ
5万円前後で最低限のスペックを揃えるには?
- CPU:CeleronやPentiumなど
- メモリ:4〜8GB
- ストレージ:SSD 128〜256GB
ネット閲覧や文書作成程度ならOK。ただし、長く使うなら少し予算を上げたいところです。
7〜10万円台でストレスなく使いたいなら?
- CPU:Core i5
- メモリ:8GB
- ストレージ:SSD 256〜512GB
バランスが良く、初めての1台におすすめの価格帯です。
15万円以上なら将来も安心のスペックが手に入る!
- CPU:Core i7以上
- メモリ:16GB以上
- ストレージ:SSD 512GB以上
- 高品質なディスプレイや軽量ボディの機種も選べます。
よくある失敗例とその対策
低価格だけで決めて動作が遅すぎた…
→ メモリとストレージ容量はケチらない!
持ち運びやすさを無視して重くて後悔
→ 1.5kg以下のモデルなら、毎日の持ち運びも苦になりません。
スペックにこだわりすぎて予算オーバー
→ 今必要な用途に合わせたスペックでOK。買い替えも視野に入れましょう。
パソコンは消耗品です。使わなくても劣化します。しかも一年おきに新しい性能が出るので無理してスペックの高いものを選ぶと無駄遣いだったりします。
現役エンジニアが教えるノートパソコン選びの最終チェックリスト
自分の用途にあったスペックか?
パソコンは使い方によって必要な性能が大きく異なります。例えば、ネット検索や資料作成が中心ならCore i5・8GBメモリでも十分ですし、動画編集やゲームなど高負荷の作業がある場合はCore i7・16GB以上が安心です。
「自分は何に使うのか?」を明確にすることで、無駄な出費を防ぎ、快適な環境が手に入ります。
価格と性能のバランスはとれているか?
高性能なパソコンは魅力的ですが、予算とのバランスも大切です。無理してハイスペックを選ぶよりも、「いまの用途に合っていて、数年先も困らない」程度の性能を意識しましょう。
基本的には寿命は約3~5年と言われていて、それよりも長く使えることが多いですが、劣化しているため性能は購入時より落ちているはずです。
例えば10万円前後のモデルでも、Core i5・SSD搭載であれば多くの人にとって快適に使える1台になります。
メーカーのサポートや保証は安心できるか?
いざというときに頼れるメーカーかどうかも選ぶポイントです。サポート体制や保証内容を確認しておきましょう。
特に初心者の方には、電話やチャットでのサポートが手厚いメーカー(例:富士通、NEC、Lenovoなど)がおすすめです。
まとめ|迷ったときはこの記事に戻ってOK!
最初は「わからない」で当然。少しずつ理解しよう
パソコンのスペックは専門用語も多く、最初は誰でも戸惑います。でも少しずつ理解していけば、自分にぴったりの1台が見つかります。焦らず、ひとつずつチェックしていきましょう。
スペックは目的に合わせて「ちょうどいい」を選ぶのがコツ
すべてにおいて最上級を目指す必要はありません。大切なのは、自分の使い方にとって“過不足ない”スペックを見極めること。
この記事を参考に、「ちょうどよさ」を意識したパソコン選びをしてみてください。
この記事が、あなたのノートパソコン選びの参考になれば嬉しいです!
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