カメラ初心者の私が、思い切ってフルサイズのSony α7III(ソニー・アルファセブンスリー)を購入してみました。なぜ最新のα7C IIやα7Ⅳというところも踏まえ
この記事では、初心者目線での使用感や良かった点・難しかった点を正直にレビューします。
これからミラーレス一眼を検討している方の参考になれば幸いです。
Sony α7IIIってどんなカメラ?

フルサイズミラーレス一眼とは?
「フルサイズ」とはセンサーのサイズのことで、一般的なスマホやコンパクトカメラよりも大きなセンサーを搭載しています。
この大きなセンサーにより、暗い場所でも明るく、背景がきれいにボケた写真が撮れます。
Sony一眼の特徴と人気の理由
Sonyはミラーレス市場をけん引している人気メーカーで、α7IIIは特にバランスの取れたモデルです。
以下の特徴があり、カメラ初心者にも扱いやすい設計となっています。
- 高速で正確なオートフォーカス(瞳AFが優秀。マジで高速です。)
- バッテリーの持ちが良い(前モデルより約2倍。旅行で一日中使っていますが途中で電池が切れたことは一度もないです。)
- 手ぶれ補正内蔵(動画もきれいに撮影できます!)
すでにスペックの高い機種ですのでひと世代落としても初心者としては満足のいくものとなっています。
Sony α7III・α7IV・α7C IIのスペック比較
モデル名 | Sony α7III | Sony α7IV | Sony α7C II |
---|---|---|---|
発売時期 | 2018年3月 | 2021年12月 | 2023年9月 |
センサー | 約2,420万画素 | 約3,300万画素 | 約3,300万画素 |
画像処理エンジン | BIONZ X | BIONZ XR | BIONZ XR |
オートフォーカス | 693点像面位相差AF | 759点像面位相差AF | 759点像面位相差AF |
動画性能 | 4K 30p(クロップあり) | 4K 60p(Super 35)、4K 30p(全画素) | 4K 60p(Super 35)、4K 30p(全画素) |
液晶モニター | チルト式 | バリアングル式 | バリアングル式 |
ボディサイズ | 約650g(バッテリー込) | 約658g(バッテリー込) | 約514g(バッテリー込) |
SDカードスロット | ダブルスロット(UHS-II対応) | CFexpress Type A + SD(UHS-II) | ダブルスロット(SD UHS-II ×2) |
価格帯(参考) | 約20万円前後 | 約32万円前後 | 約27万円前後 |
なぜ今、Sony α7IIIを選んだのか
購入前に悩んだポイント
カメラ初心者の私にとって、α7IVは正直“ハイスペックすぎる”と感じました。
α7C IIは価格帯としてはレンズもそろえると高額になってしまうというところで断念しています。
一眼のカメラではレンズもプラスでそろえる必要があるため、諸々含めて30万に収めたい。。。おつりが来ればなおよしといった予算で検討しています。
レンズキットもありますが基本的に付属のレンズキットはあまり良いものではないため本体のスペックを引き出せません。レンズも別途購入したいと思っています。
気になっていたのは以下のような点です
- 価格が高め(ボディだけでも20万円越え)
- 操作が複雑そう(プロも使っているため)
- 他メーカーの入門機の方が安い
高価格帯という点で購入を迷いましたが、「満足の写真が撮れ・長く使える1台」と思い決めました。
購入を進めておいてこんなことを言うのは何ですが、プロも使用しているカメラは品質も良いので売るときに目立つ傷等なければ価格が下がりにくいというメリットもあります。
結果Sony機種としては以下の考えに行きつきました。
- α7III:今でも十分使える名機。価格と性能のバランスが魅力。写真メインで軽い動画なら十分
- α7IV:より高画素・動画性能向上。操作性も進化した万能モデル。4Kや動画メインで使いつつ写真も撮る
- α7C II:軽量・小型ボディに最新の中身。持ち運び重視ならベスト。
他のミラーレス一眼との比較
比較したモデル:
- Canon EOS RP:価格は安いがAFがやや遅め
(店頭でSonyのAFを触ったからか、こちらがもどかしく感じました。) - Nikon Z5:質感が良くコスパも高い
(センサーが古いα7IIIの一つ前のα7IIと同等、AFも弱い) - FUJIFILM X-S10:APS-Cだが手ぶれ補正が優秀
(結局フルサイズが欲しかった。。。)
最終的にα7IIIを選んだ理由
- 瞳AFが優秀で、人物撮影に強い
- 中古市場も充実していてレンズ選びの自由度が高い
- 将来的に上達しても使い続けられるポテンシャル
- 写真メインであれば十分すぎる性能
実際に使ってみたレビュー|初心者目線で紹介
持ちやすさ・デザイン
初めて手にしたとき、「意外と軽い」と感じました。グリップもしっかりしていて安心感があります。
ボタン配置も直感的で、使いやすい印象です。
写真・動画の画質
まさに「スマホとは別物」でした。
背景がきれいにボケて、料理や風景写真もプロっぽく仕上がります。動画も滑らかで、Vlogや旅行記録にも最適です。

👆散々瞳AFを押しておきながら風景画ですw 風景も個人的に満足いくものが取れます!
オート撮影と初心者向け機能の使いやすさ
オートモードでも十分綺麗な写真が撮れるので、初心者でも安心です。
特に瞳AFは感動レベルで、人物の目にピタッとピントが合ってくれるので、子どもやペットの撮影にもぴったりです。
バッテリーやSDカードの持ち具合
1日中撮影していても、バッテリーが十分持ちました(初心者目線での使用感です)。
ダブルスロットでSDカードも2枚入るので、万が一のデータ消失対策にも安心です。
カメラ初心者にとってのメリット・デメリット
良かった点
- オートでも高画質
- 瞳AFで簡単に人物撮影・手ぶれ補正で安心
- カメラを触っていて「楽しい」と思える設計
気になった点
- メニュー画面が少し複雑(慣れは必要)
- 本体がやや大きめ
おすすめレンズ・アクセサリー
- タムロン(TAMRON) 標準 ズーム 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2 ソニー Eマウント用:標準ズームで通しF/2.8で明るく扱いやすい。他の同じサイズのレンズと比べ比較的軽い
- タムロン(TAMRON) ズーム ソニー E対応 28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXD (Model A071):標準から望遠まで使え、常に持ち歩くことができる万能レンズ
- タムロン ( TAMRON ) ミラーレンズ ズーム ソニー E対応 17-28/2.8 Di III RXD A046:大口径超広角ズームレンズ。こちらも通しF/2.8で明るく扱いやすい。小型で軽いので取り回しもGood
- SanDisk SDカード 64GB SDHC Class10 UHS-I V30:写真とフルHD動画であればこのくらいの要領でいいかなと。
- SDカード 256GB SDXC Class10 UHS-II V60 読取最大280MB/s SanDisk Extreme PRO:4K動画撮影ならV60以上が目安。撮影時の要領も増えるので上記よりスペックアップ必須。価格と相談。
- ケンコー(Kenko) 液晶保護フィルム 液晶プロテクター ソニーα7III/α7RIII/α9/α7SII/α7RII/α7II用 KLP-SA7M3:液晶保護フィルムですね
まとめ|Sony α7IIIはカメラ初心者でも満足できるミラーレス一眼
こんな人におすすめ
- 本格的なカメラを1台目に選びたい方
- スマホとは違う写真表現をしたい方
- 長く使えるカメラが欲しい方
これから始める方へのアドバイス
まずはオートモードで気軽に撮ってみてください。Sony α7IIIは初心者にも寄り添ってくれる優秀なカメラです。撮る楽しさがわかってきたら、少しずつ他の設定にも挑戦していきましょう。
まとめ。初心者でも使いこなせるか
オートモードがしっかりしており、初心者でも扱いやすい。
ミラーレスは軽くてコンパクト。一眼レフより気軽に扱える。
おすすめの設定は最初はAutoモードで使いつつ、楽しくなってきて、もう少し思い通りに撮影したいと思ったら「Sモード(シャッタースピード優先)」や「Aモード(絞り優先)」がいいと思います。このモードは優先の箇所以外は自動で調整してくれるので「マニュアルモード」のように自分ですべて設定しなければいけないということにもならず、この設定を動かすとどのように表現が変わるかがわかるので自然と設定が身につくかと思います。
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